さっきぃの休息所

大学生になり、今までの生活が一変する中で、自分が感じたことや悩んだこと、経験したことなどを綴っていきます。

二度目の国際学会レポ ~発表編~【第3話】

ついに当日を迎えました。

 

僕の発表は12時45分から13時で、その日の午前のセッションの最後です。
セッション自体は11時半に始まるので、それまでに大学に到着していないといけません。

 

朝は8時ぐらいに起き、一時間ほどで身支度を済ませて、9時から練習を始めました。

同部屋の先輩や同期は気を遣って早めに退室してくれたので、声を出して暗記に専念できました。

 

余談ですが、原稿を覚える唯一かつ最高の方法が、何度も何度も声に出して、次々に言葉が出るようにすることだと思います。


いくら文字を目で追っても、頭に全く入りません。

 

今回学んだ暗記についての事項(自分の傾向を含む)を下にまとめておきます。

  • 暗記するときは声に出して読む
  • 暗記の過程で、「これは自分の英語ではないな」という部分は覚えにくい。
    (例えば、「You can see how much these errors have decreased by looking at these figures.(どれほどこれらの誤差が減少したかは、これらの図を見ればわかる)」という文を入れて本番も使ったが、こんな複雑な構造の文章は普段使わないし、覚えにくい。)
  • どうしても覚えられないパートは、「構造に分ける」「日本語で言いたいことを書き、覚える」などが効果的。なぜなら、「スライドを見ても何が言いたかったのか出てこない」という状況が発生するから。暗記がうまくいっていないとき、応急処置として、「スライドを見る⇒言いたいことを日本語で思い出す⇒それを翻訳するor英語の原稿を思い出す」という過程を経るはずだが、この日本語のパートができていないと何も対処することができない。
  • 一気に暗記するとイライラするので、一日A4一枚完全に覚えるなどして、計画的に進めるべき。本当にストレス。


さて、会場に到着し、少し後ろの通路側に着席しました。


私の出番はセッションの6人目なので、緊張状態で1時間半も待たないといけません。

この待ち時間の間不思議だったのが、脈自体は速くなりませんでした。ただ、ストレスからくる胃痛があり、やっぱり早く終わってくれと願うばかりでした。


待っている間、原稿を読むわけにもいかないので、パソコンを開いて論文を読むことにしました。
想定質問を何個か用意していたのですが、それについての回答を作っていなかったからです。

 

体感時間かなり長くなるかなと思っていたのですが、以外にも早く自分の出番が回ってきました。

 

 

いよいよ私の出番になりました。

 

このセッションについて軽く説明しておくと、国際学会にもかかわらずほとんど身内の日本人で、外国人は片手で数えられる程度でした。

また、チェアマンは私の研究室の教授でした。

 

発表前にチェアマンから発表者の紹介されるのですが、「この発表がこのセッションで最も大事です」とかいう変なフリをいただきながら壇上に上がりました。

 

最初に、用意していたネタを話しました。結果から言うと笑いはとれたのですが、あとからグダグダしゃべりすぎだと少し咎められました。まあ大した問題じゃないです。


また、途中スライドが最初に戻ってしますトラブルがあったのですが、そこで再び「Hello, everyone 」と最初の挨拶を言って笑いをとりました。


スライドのトラブルがひどかったのですが、何とか最後の結論のスライド以外を表示させて発表することができたので、壊滅ではなかったかなと思います。(結論のスライドが映らないのもだいぶ大きな問題だとは思いますが)

 

質問は、日本人の教授から一つだけいただき、簡単な英語だったのである程度回答することができました。

 

全体として、特に大きな失敗はなく、堂々と発表できたかなと思います。また、以前の国際学会と比較して、精神的にも能力的にも成長を実感できたので、自信につながる学会でした。

 

午後は、申し込んでおいた学会主催のツアーに参加しました。
バス移動だったのですが、荒い運転+舗装の行き届いていない道でひどい車酔いになってしまい、発表が終わった解放感はすぐに吹っ飛びました。最悪です。
やはり異国でバスは乗るべきではないです。

 

こうして、学生期間で最も大きな山場だと思っていたイベントを乗り越えられました。

 

この日は、次の日の観光の予定を立てて、日付が変わるぐらいに就寝しました。