※TOEICを批判する内容ではありません。
最初にTOEICと自分の全3回の付き合いを振り返り、その後TOEICという試験に対する自身の思いを綴っていこうと思います。
1.TOEICとの全3回の戦い
第一回:2021/12/19
学年で言うと、学部3年の冬になります。院試がちらつき始め、TOEICで実力試しをした際の結果です。何の対策もせず、大学受験の知識だけで受けてみました。案の定時間が足りず、最後の20問ほど全部"B"に塗りつぶしたのを覚えています。
第二回:2022/04/24
大学院入試で必要となる英語のテスト結果提出のために受けたものです。英語の勉強はPart5の問題120問程度で、あとはTOEICのテクニック本をやりました。テクニックだけで100点伸びるんだ、と驚いた記憶があります。また、英語の勉強をやっていた期間、他の勉強では得られない多大なストレスが溜まり、英語がより嫌いになった回です。
第三回:2022/04/24
就活で使用するかもと思い、就活そっちのけで受けた回です。相変わらず英語の勉強は進まなかったのですが、
- 3月から英単語の勉強はしており、少しだけ語彙が増えていた。
- 7月の学会に備え、ドラマなどでListeningの勉強はしていた。
- 1年研究室にいて、少し英語が身近になった。
こういった変化から、前回とは違う回でもありました。Listeningが30点上がっており、少し自信につながった一方で、全体の点数は5点しか上がっておらず、いろいろ思うことがある回でした。
2.TOEICに関する所見
これらを踏まえたうえで、TOEICに対して色々思うことがありました。
一つ目は、「TOEICの勉強は”TOEIC対策”であって"英語の勉強”ではない」という点です。Listeningを見ると、「英語の勉強・インプット→TOEICの成績上昇」は成立すると考えられます。一方で、「TOEICの勉強→英語の能力向上」にはつながらないなという実感があります。あくまで僕の英語のモチベーションは「外国人とのコミュニケーションができるようになる」ところにあり、「テストの点をあげる」ことではありません。3回受けてようやく、「英語の勉強が嫌い」なのではなく「TOEICの勉強が嫌い」であることに気づきました。なので、効率が悪くても、「英語が話せるようになる勉強」を続けていき、その結果がテストの点につながるべきかなと思います。
二つ目は、TOEICは点を上げるにはあまりにもコストがかかりすぎるという点です。TOEICはその性質上、TOEICならではの問題に対してTOEIC専用の対策しなくてはなりません。しかし、TOEICの勉強を大学受験同様手厚くやろうとすると、膨大な費用が掛かります。問題集や過去問は非常に高額なうえ、試験自体も高く頻繁に受けられるものではありません。したがって、「高額なお金を払って、得られるのはTOEICの点のみ」というのはあまりに非効率だと思います。
ただ一方で、「今まで試験には無敗なのに、TOEICは人並み以下で終わるのか?」というストイックな自分からの叱咤も聞こえてきています。なのでこれからは、
- 引き続き英語の勉強は無理のない範囲で続けていく
- TOEICはその英語の勉強の延長で点数が上がればラッキー
という気概で向き合っていきます。
ようやくTOEICの呪縛から解放されると思うと嬉しくてたまりません。
こんなもんクソくらえや!